事業紹介
スパイラルシーム鋼管/鋼管杭・鋼管矢板とは

スパイラルシーム鋼管とは(鋼管杭・鋼管矢板の母材)

アーク溶接鋼管(素材をアーク溶接して製造する鋼管)は、熱延コイルを素材とするスパイラルシーム鋼管と厚板を素材とするストレートシーム鋼管に大別されます。

ストレートシーム鋼管の製品サイズは素材の厚板に依存するのに対し、スパイラルシーム鋼管は熱延コイルを螺旋状に巻いて鋼管を作るため、製品サイズ(径・長さ)の自由度が高い点が特徴です。また、熱延コイルの板厚を変更することで、鋼管の厚みにも柔軟に対応できます。加えて、素材の製造リードタイムは厚板よりも熱延コイルの方が短いため、短納期対応が可能です。

鋼管杭・鋼管矢板とは

我が国は地震国ですが、都市の集中する平野部の地質は軟らかい粘土やルーズな砂が主体で概して地盤が軟弱です。また、山間部が国土の7割を占め、四方を海に囲まれているため海岸線が長く、河川も多くあります。このため、我が国での都市部の大型建築、道路・橋梁建設や港湾・河川の構造物建設には多くの困難が伴います。

ここで基礎資材としてなくてはならないものが鋼管杭です。最終的に土中・水中へ埋設されることが多く、完成後に私たちの目にふれることはほとんどありませんが、正に我が国のインフラを支えています。

鋼管杭

鋼管杭は、柔らかい地質の下にある堅固な岩盤(支持地盤)にまで貫入し、構造物や建築物の基礎となります。

鋼管矢板

鋼管杭に継手を設置した鋼管矢板は、断面性能、曲げ剛性が極めて大きくなります。
その性質を利用して、港湾・河川の岸壁・護岸・波除堤、橋梁用の鋼管矢板基礎、都市土木での土留め・締切りなどに使われます。

工事風景

近年、建設コスト削減・耐震性向上、都市部での狭隘地・空間制限など厳しい建設条件への対応、環境への配慮がますます重要となっています。多様なニーズに対応すべく、鋼管杭・鋼管矢板の製品(工法含めて)も多様化しています。

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