先輩社員紹介「自分が関わった製品が世に出て使われることが技術者の喜び」
	2014年入社  技術室 板倉将 先輩社員紹介「自分が関わった製品が世に出て使われることが技術者の喜び」
	2014年入社  技術室 板倉将

入社を決めた理由を教えてください。

大学で材料を専攻していたということもあり、素材、材料のメーカーでの技術開発を希望していました。工場見学でスパイラル鋼管を初めて見た時に、なんでこんなスピードで鋼管を成形すると同時にらせん状に溶接できるのだろうかと興味を持ちました。また、事業所が鹿島のみということで転勤の可能性がないということが決め手でした。

現在の仕事内容を具体的に教えてください。

技術室は工場内の製造に関する操業方法の改善策や溶接・機械装置などの新規設備を立案し、関係部署と連携しながら実行していく部署です。例えば、ある溶接ラインの場合、現状よりも迅速に溶接作業する方法を検討したり、自動化の為の設備を検討したりします。
設備投資を行うにも膨大な予算が必要ですし、現状を変えることで様々なところに影響がでます。ですので「三現主義」を基本に、「現場」に出向き、「現物」に触れて、「現実」を知った上でどうしたら良いのか考えるよう心がけています。出来るだけ定量的に現状を分析し、どう効率化するか具体的に示すことが必要です。現場作業にはまだまだ改善の余地があるので、現場の意見を聞きながらより良い操業方法や新規設備を取り入れていきたいと思います。

印象に残っている業務はありますか。

新製品の立ち上げが一番印象的でした。初めての大きな仕事ということもあり本当にやり切ることができるのかというプレッシャーの中、取り組んでいました。一つ一つできることを潰しながら、品質の高い製品をいかに安く、安定的に製造するかを念頭に製造条件や品質保証方法を決めていきました。4ヶ月間にも及ぶ製造が終わり、製造した杭の打設現場を見学した時には言いようのない喜びが込み上げてきました。自分が関わった製品が世の中に出て使われること、それが「技術者の喜び」であり明日のモチベーションに繋がると感じた瞬間でした。

オフの過ごし方や趣味について教えて下さい。

登山と写真が趣味で、北アルプスや南アルプスに登り景観を楽しみながら夢中でシャッターを切っています。この辺りでは見ることが出来ない雲海に沈む太陽や満天の星。その景色をどう綺麗な写真に残すのかを考え、様々な条件を試しながら撮影する。トライ&エラーの連続で自然の中で実験をして楽しんでいます。次はあの山に登りたいねと言いながらただ山に登って写真を撮る、それだけで心も体もリフレッシュして明日からの業務に臨めます。

学生へのメッセージをお願いします。

就職活動は自分が何をしたいのか真剣に考える良い機会です。私は修論、部活、バイトの合間に就活をしていたこともあり、時間が取れずどうしようかと悩んだこともありました。会社生活は今後10年20年の基盤となる場所です。どんな仕事をしたいのかも重要ですが、それ以上にどんな生活をしたいのかも大切だと思います。

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